初心者向けCSS解説

CSSとは、Webサイトの開発には欠かせない、ページのスタイルを決めるために必要な言語です。CSSは「Cascading Style Sheets」の略で、HTMLで作られた文書構造に対して、文字の大きさや色、背景色などといった装飾を施すことができます。コーダーと呼ばれる職業につくためには、最低限HTMLとCSSを記述できるスキルを持っておく必要があります。

CSSを記述していくことはコーディングとも呼ばれ、これはしばしばプログラミングとも誤解されがちですが、厳密には違います。プログラミングは、プログラム上で処理が行われる言語、いわゆるプログラム言語を扱ってプログラム作成を行う作業のことを指します。一方CSSは、HTMLに対しての装飾を行うだけの言語で、スタイルシート言語と呼ばれています。HTMLについてもマークアップ言語と呼ばれているため、HTMLとCSSを記述するコーディングについては、厳密にはプログラミングではありません。

CSSは、デザインデータをコーディングで再現するためには欠かせない言語です。前述した文字の大きさや色、背景色はもちろん、各要素毎の幅や余白、重なりなどもすべてこのCSSで表現できます。また、ふわっと要素が現れるフェードインや、回転するような簡易的なアニメーションであれば、CSSのみで実現可能です。Webサイトを作るためにはHTMLと、このCSSさえ覚えておけば、ある程度のWebサイト開発には対応できます。そのため、コーダーになるために必ず習得すべきスキルであるといえます。

(今回の記事で参考にしたのはこちら